バンコvsタカラ 製図試験経験者は語る。

こんにちは!カン太郎です!
製図試験で使ったテンプレート付き三角定規を紹介していきたいと思います。

最後に3回の試験を経験した僕はどちらが好みだったか、おすすめも伝えられればと思いますので、本記事もよろしくお願いします。

製図試験で大活躍!テンプレート付き三角定規

一級建築士の製図試験は6時間半の試験時間で行われます。
受験したことの無い人からすれば、長いと感じるかもしれません。

ですが経験者からすると、6時間半の中で課題文を読み、プランを作成し、作図まで終えなければならないので、時間はいくらあっても足りません。1秒でも時間を短縮する必要が出てくるのです。

その中で作図の時間を短縮するツールとして、今回紹介するテンプレート付き三角定規があります。

僕の主観になりますが、受験者の7割以上は今回紹介する二つのうち、どちらかの定規は使っていると思われます。
それでは見ていきましょう。

バンコ


形は一辺が21cmの直角二等辺三角形で、厚さは3mmです。

目盛りは二等辺三角形の斜辺にあり、1/100,1/200の2種類がわかる仕様です。

真ん中の黒いつまみを持って移動していきます。

メリット

  • 短辺方向の通り芯を1回で引ける
    製図試験の敷地は横長のことが多く、短辺方向が30m前後の敷地のため通り芯を描く際に2回に分けたり、定規を持ち替えることなく作図を行えます。
  • テンプレートの数が豊富
    テンプレートの数が多いため、外構の植栽にいろいろな大きさで描きこむことができます。

デメリット

  • 大きいので小回りが利かない
    内部壁など細かい線を描くには、厚みもあり大きすぎるため別に定規が必要かも。
  • 厚さ故、テンプレートの形で図形を描きづらい
    しっかり上から当てないと、整形にならないためそれに少しコツがいる。

タカラ


形は1辺が16cmの直角二等辺三角形で厚さが2mmです。

目盛りは等辺部分の一辺に1/100,1/200、もう一辺で1/400が分かるようになってます。

こちらは真ん中の銀色のつまみを持って定規を移動していきます。

メリット

  • 1/400の目盛りがある。
    エスキスプランを描くときに1/400を使う人が多いと思いますが、そのときにとても重宝します。
  • 小回りが利く
    厚さもそこまでないので軽く、細かい内壁を描いていく際にも小回りが利くので使いやすいです。

デメリット

  • 通り芯は短い
    通り芯を引くには少し短いと思われます。

カン太郎のおすすめは?

最後にぼくのおすすめを紹介して終わりにしたいと思います。

3回の製図試験を通じて、タカラの方がカン太郎の好みでした。

理由としては、小回りが利くところが決定的です。長い定規で通り芯を引いた後は、タカラの三角定規のみで完成まで使えるのが魅力的でした。
1/400の目盛りもエスキスプランを作る際は結構使っていたかと思います。方眼でもわかるようにはなるのですが、やはり確認はしたいので。

バンコの定規は通り芯を引いてから少し細かくなっていくにつれて、振り回しづらく個人的には結構なストレスでした。
内部は100%フリーハンドで多種のテンプレートを使いたい方はこちらを使うのも悪くないかと思います。

どっちも使ってみた僕の個人的感想は、圧倒的にタカラの三角定規です!

それではまた!!

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