こんにちは!カン太郎です!今回はボーリング調査がどんな感じで行われているのか。教科書で文言しか分からない方へ向けて記事にしていければと思います。ちなみに僕も初めてのボーリング調査でした。
ボーリング調査とは、
よく分からないよという方に簡単に説明すると、地面に細長く穴を掘って地質の状態を調査することです。
支持層の想定であったり、汚染物質が含まれていないかを調べて、その後の杭工事や基礎工事に備えていきます。
早く工事の様子が見てもらいたかったので、超簡単に説明しちゃいましたがこれくらい説明できれば十分じゃないかと思います。
それでは、工事の様子を見ていきましょう。
車両搬入
8:40〜車両が搬入されてきました。4t車の荷台に載るくらいのサイズでした。
掘削段取り
作業場の周りをフェンスで区画します。この現場はまだ仮囲いもなく、関係者以外も接触の恐れがあるため、重機周りは立ち入り禁止措置を行います。
手掘り
全体の掘削深さは2.5mになります。電線や配管などインフラが埋まっている恐れがあるため、その損傷を避けるべく、表層の1mは手掘りの指示が出ました。
正確な図面があれば、そこまで気にしなくて良いのですが、昔の図面は結構無いことがあります。
まずは人工芝を剥がし、カッターを付けたゴツいインパクトのようなものを使って、アスファルトを切り取ります。
アスファルトが取れたらいよいよ掘削です。
まずは手掘り。上記の3種類の工具を使っていきます。
右の二つは初めて見たのですが、どちらの工具の使い方が独特で面白いと思います。
動画も貼っておくので見てみてください。
こんな感じで1mほど掘削しました。
無事インフラ等も損傷することなく終えられて何よりです。
記録もしっかり残しておきます。
機械掘り
ついに機械掘りです。でかい機械が動き始めました。機械先端のロッドが上下、回転しながら土中を掘り進めていきます。
写真右側のロッドの先端に丸い枠内に示したビニールを取り付けることで、ロッドが下に進むにつれて土が袋に入っていき、そこで取れた土を元に地盤の性質を把握していきます。
動画も貼り付けておいたので観てみてください。
特にラスト30秒からロッドを取り外す動画は気持ちいいのでおすすめです。
採取した直後は写真左のようなかたちになります。それを写真右側のように箱に移し替えていき、記録していきます。
復旧等
しっかり記録写真を残していきます。
掘ったところは、いずれ掘ることにはなるのですが、そのまま放置では危険なので、土を戻し簡易アスファルトで復旧していきます。
以上が1つの穴を掘る一連の流れです。2.5m掘るのに2時間ほどかかりました。
まとめ
どうでしたでしょうか。今回は写真がたくさんとれたので、写真多めで工事の状況が鮮明に伝わればいいなーと思ってました。
少しでも多く伝わってれば嬉しいです。
ハイライトでいうと、繰り返しになりますがボーリング機から土がうにょーって出てくるところかと。
現場監督の方もそんなに見ることがないので、工事ある際は参考にしてもらえればと思います。
それではまた!!